一級建築士事務所 戸谷誠建築設計室

 

point2.周辺環境

家づくりで、土地から購入する家族も多いと思います。

ご希望で多いのは、日当たり良好・南側道路・広い土地といった内容です。ただ北側、東側、西側道路でも工夫次第で日当たりの解決はできます。家づくりは、室内だけではなく隣家や周囲の環境を考え採光や通風の確保することが大切です。

 

生活の利便性

まず大事になってくるのが、生活の利便性です。

生活する上でほぼ毎日のようにスーパーやコンビニを利用することでしょう。

これらが周辺にどれくらいあるのかを知っておくことが重要になってきます。

大きなショッピングセンターが近くに無くても、小さなスーパーであっても複数あれば便利なことが多いです。

具体的には、次のような施設が近隣にあるかどうかをチェックしてみましょう。

 

■買い物に便利なスーパーマーケットやコンビニが近くにあるかどうか? また、営業時間や価格帯はどうか?
■病気のときに通いやすい病院があるか?
■暮らしに必要な手続きができる役所や銀行、郵便局などの公共機関が近くにあるか?

 

日々の暮らしに買い物は欠かせません。
毎日の食事のための買い物はもちろんのこと、日用品のような雑貨も頻繁に買う必要があります。
もしも近くにスーパーマーケットやコンビニがなければ、不便に感じてしまうでしょう。
買い物ができる施設が気軽に足を運べる場所にあるかどうかで、利便性は大きく違ってきます。

また、家族が病気になったとき、近くに病院がないと大変です。
万が一の場合でもすぐに駆け込むことができ、なおかつ通院しやすい病院が近くにあるかどうかもチェックしましょう。
家を建てるときは、住みやすさを重視します。
土地の場合は、「暮らしやすさ=利便性の高さ」を重視して探しましょう。

 

交通環境

暮らしにおいて、交通環境はとても重要です。
毎日の通勤や通学は、心身のストレスになりがち。
交通機関が充実したエリアに住んでいると、移動が快適になります。

家族のライフスタイルを考え、交通環境が整っているかどうかをチェックしましょう。
具体的には次のようなポイントを意識してください。

 

■最寄り駅が通勤・通学に便利か? また最寄り駅やバス停までの距離は?

■利用できる交通機関が充実しているか?

■周辺の交通量は暮らしのストレスにならないか?

 

最寄り駅やバス停が家から遠く離れていると、毎日の通勤・通学にストレスを感じてしまうことでしょう。
また、自転車やバイクでの通勤・通学を検討している人でも、天候不良の際にスムーズな移動ができるよう交通アクセスの確認は欠かせません。
ストレスなく職場や学校に通えるエリアかどうかをチェックしましょう。

周辺の交通量が多すぎるのも、ストレスの原因に。
近くに買い物施設や公共施設がない場合、車で移動することも増えるでしょう。
わずかな移動で渋滞に巻き込まれてしまっては、気軽に外出することもできません。
そんな事態を避けるためにも、周辺の交通量チェックは重要です。

 

子育て環境

育て環境も土地探しのポイントのひとつです。
子どものことを考えた住まいづくりをしたとしても、住む土地に子育て環境が整っていなければ、子どもの成長を安心して見守ることができません。
子育て環境を考えた土地探しのポイントは次のとおりです。

 

■子どもを預けられる保育施設は近くにあるか?
■学校や塾など教育関連の施設が近くにあるか? また、通学路の安全性は?
■公園など子どもの遊び場が近くにあるか?
■同世代の子どもがエリア内に住んでいるか?


近くに保育施設や学校、塾などの教育関連の施設がない場合、送り迎えが必要になります。
また、子どもを遠方の学校へと通わせる必要も出てきます。
土地探し当初から、そんなライフスタイルをイメージしているなら問題ありませんが、急なライフスタイルの変化は家族の負担につながってしまいます。

また、通学しやすいエリアだったとしても、交通量が多く、安全面で不安が残るエリアなら、交通事故に巻き込まれるリスクが上がってしまうため慎重に選ぶ必要があります。

ほかにも、子どもがのびのびと遊べる公園や、乳幼児やそのママたちが気軽に利用できる子育て支援センターなどが近くにあると、より楽しい毎日になるでしょう。
近隣に同世代の子どもが住んでいるかといった点もチェックしたいですね。
友だちとの楽しい時間は、子どもにとって欠かせないもの。
不安を感じることなく、安心して子どもの成長を見守れるかどうかが、土地探しの大きなポイントになります。

 

安心して暮らせる地域環境

日々の生活を便利にするために、利便性への意識は欠かせません。
一方、地域環境を意識することは、生活していくうえでの不安を減らすことにつながります。
末永く暮らしていく家だからこそ、不安や不満を感じることなく、将来的にも安心して過ごせる土地を探す必要があります。具体的には次のようなポイントをチェックしてみましょう。

 

■日当たりがいいか?
■騒音が出るエリアか?
■異臭はしないか?
■治安の状況は?
■近くで飲食店や娯楽施設などが深夜・明け方まで営業していないか?
■夜遅くまで営業している工場や倉庫はないか?
■隣が空き地や駐車場の場合、将来的に何か建設される計画があるか?
■将来的に土地開発が行われて周辺環境が変わらないか?
■共用のゴミスペースといった近隣コミュニティーの様子はどうか?

 

せっかく土地を買ってマイホームを建てたのに、騒音や異臭に悩まされるようではそれが悩みのタネになってしまいます。
さらに、近くに飲食店や娯楽施設があると、治安の悪化も懸念されます。
快適で安全に暮らしていくためには、不快な思いをせず、治安の面でも不安のないエリアで土地を探したいところです。

また、購入した土地だけに目を向けていては、将来的な不安を払拭できません。
将来的に周りの土地がどのように変化していくのか、その計画も考慮して土地探しをしましょう。

近くに大型マンションが建てば日当たりも悪くなってしまうことでしょう。
土地開発の結果、周辺環境がガラリと変わってしまうことが予想されます。
購入時は満足できていたとしても、思わぬ周辺環境の変化によって、理想とかけ離れた環境になってしまう可能性も。将来的な周辺環境の土地計画といったことに目を向けるのも、土地探しの注意点のひとつです。